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しーやんやっさん

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断熱のちょっとだけ難しい話
先日の賢学会 エアコンをかけずで、断熱性能を実感できた、って言いましたけど

その断熱性能について現場でもご説明させていただきましたが、ここでもう一度復習を。


natumado.png

夏に熱が侵入してくるのは

やっぱり窓

73%って、とっても大きな割合ですよね。

ですから、現場では外側にタープやすだれをかけていたんです。

窓の性能はもちろん大切ですが、それ以上に日射を遮ろうと思ったら、窓より外側で日射を遮る

これが一番のポイント。

それを建築的にしようと思えば、軒(ひさし)がすごく深い家を造ればいい!

夏はこれが大正解ですが、あまりに軒が深いと・・・冬になったら,暖かい日差しがほしいのにほとんど入ってこなくなる

なんてことも。

だから、軒の長さは、夏至の頃から7月、8月中旬までは入ってこない程度にして、後は、外側にタープやすだれをして

日射を遮る、これが本当の正解。

これが断熱と並んでよく語られるパッシブ技術の一端ですね。


それに加え、今回2階が暑くなかった、ということ

表では、屋根が11%とあまり大きくない数字ですが、2階を涼しい空間にしようと思えば

やっぱり屋根の断熱を強化しなければ無理。

時々「断熱材何を使ってますか?」というご質問を受けるのですが

前にも申し上げたとおり、「何を使っているか」に加え「何㎜のものを使ってますか?」を加えるのが正解

何を使っているのか、では、その断熱材の物性しか分からない

例えば、今回屋根に使ったフェノールフォーム、その『熱貫流率』は、0.019と言う数字

これではわかりにjくいので,例えば

グラスウール 10k 0.05

高性能グラスウール 16k 0.04

ウールブレス 0.04

熱貫流と言う言葉が示すとおり、この数字は小さいほど熱が通りにくくなっているということ

それから見ると、フェノールフォームってすごいよね、グラスウールの半分以下ですから。

となるんですが、ここで登場するのが『厚み』

例えば、いくら良い布団を買ってきても、その厚みがすごく薄かったらどうですか?

それと同じこと、ちょっっと計算してみましょう。

グラスウール10k 100㎜   0.1÷0.05=2

フェノールフォーム 50㎜   0.04÷0.019=2.1

何をやったか分かりますか。

そのものの厚みを断熱材の熱貫流率で割ったものなんです。

そこで出てくるのが、『熱抵抗』と言う言葉

これは先ほどの熱貫流率と反対で、大きな数字の方が偉い、「熱に抵抗できる」ということ

上の式だと、ほとんど同じですよね。

これは、いくらフェノールフォームが性能が良いからといっても、4㎝の厚みでは、普通のグラスウール10kと変わらないですよ

と言うことなんです。

だから最初の、「何を何㎜使ってますか?」というのが重要なんです。


今回の場合、フェノールフォームを150㎜使っていますので

0.15÷0.019=7.9  という数字

これをグラスウール10kで換算すると なんと400㎜近く

大きな数字でいうと、なんかすごい! って感じですが、これを屋根に仕込んでいるから暑くない

もう一つ加えると

これは数字的にはほとんど影響はないのですが、いままでの経験上これは絶対、というのが『空気層』

これを断熱層の上側にきちんと作ってやることにより、断熱で遮断した熱い空気が逃げてくれる

そう思っております。


あと、『U値』だとか『Ua値』というのもありますが

これ以上書くと難しくなるのでまたの機会に。

ちょっとだけ難しいけど、役にたつ断熱のお話でした。


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家づくりで思うこと | 08:47:07 | トラックバック(0) | コメント(0)
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